【背景】
世界的に温室効果ガスの排出量が増え続ける中、気候変動の緩和のためには、世界中でどれだけの温室効果ガスが排出されているのか、また排出に対する人間活動との関連性を解明する必要があります。
USRAの小田 知宏博士は、アメリカ航空宇宙局(NASA)の研究プログラムの下、人工衛星から取得される温室効果ガスや大気汚染物質、夜間の光などの観測データや人間のエネルギー使用量など、さまざまな環境データを用いて、人間活動からの二酸化炭素の排出量の詳細な世界地図の作成や、気象モデルを用いた都市や発電所など大規模排出源からの排出モニタリング法の開発など、地球規模で気候変動研究に資するデータ解析研究を行っています。